此処で
私はそのパンを常にサンドと呼んでいた。
だからここでもただサンドと書くだけで何の具かは打ち明けない。これは世間を憚 かる遠慮というよりも、その方が私にとって楽だからである。
私はそのパンの記憶を呼び起すごとに、すぐ「サンド」といいたくなる。パン切りナイフを執 っても心持は同じ事である。よそよそしいメニュー名などはとても付ける気にならない。
私がサンドと知り合いになったのは豊明である。
その時私はまだ若々しいバイトであった。
トントントンプソンサンド
チアシードサラダ
オリーブオイルトマトペンネ
ポロ目ポロ石
by polo2bar
| 2018-04-08 20:51
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